無料ツールのデータ問題とは?
最近のWebアンケートツールは、簡単にアンケートを作成・集計できるようになりました。
Googleフォームなどの無料ツールでは、基本的な集計やグラフ作成も可能で、手軽に活用している企業も多いでしょう。
しかし、「簡単な集計はできたけれど、思ったような分析ができない」「データをもっと活用したいのに、扱いづらくて困っている」という声もよく聞かれます。
この問題に気づかず、せっかくのデータを“宝の持ち腐れ”にしていませんか?
実は、多くの企業が「アンケートを取る」ことには成功しても、「データを活かす」段階でつまずいているのです。
「Webアンケートを活用しきれない…」こんな悩みはありませんか?
- より高度な集計やデータ分析を行いたい
- 過去のアンケートデータと比較・分析したい
- 紙とWebを併用したアンケートのデータを統合したい
- 自由記述の回答を整理し、傾向を把握したい
こうした活用を試みたとき、多くの企業が直面するのが「データの形式がバラバラで扱いづらい」という問題です。
なぜ、無料ツールのデータは扱いづらいのか?
無料ツールで集計されたデータをExcelやCSVにエクスポートすると、以下のような「見えない落とし穴」が待っています。
- 複数回答のデータが1つのセルにまとまり、簡単に集計できない
- 「その他」の自由記述がバラバラに記録され、整理に手間がかかる
- 選択肢の表記ゆれ(「東京」「東京都」など)が発生し、正確な分析が難しい
- 過去データや紙のアンケートと統合しづらい
たとえば、以下のような趣味に関するアンケートの場合で考えてみましょう。
📌Googleフォームで作成した「趣味に関するアンケート」の例
📌エクスポートした回答データの形式
このデータをそのまま使おうとすると、「旅行,読書,インターネット・SNS」のように1つのセルに複数の回答が記録され、Excelや専門的な統計ソフトでの分析が困難になります。また、「趣味」として「将棋」が回答されていますが、これは選択肢の中にはありません。実はこれは「その他」の内容についての自由回答になります。
このように、回答データがテキスト形式だと、選択肢のテキストと自由回答のテキストが混在してしまうこともあります。
解決策:「データのクリーニングと変換」が鍵
Googleフォームで実施したアンケートの回答データは、そのままではExcelのピボットテーブルや統計ツールでの分析が困難になります。
この問題を解決するために、たとえば、Excelの「区切り位置」機能を使えば、複数回答のデータを分割することが可能です。
📌区切り位置指定ウィザードの操作例(画像)
しかし、これはあくまで単純な分割処理であり、データを本格的に活用するには、さらに多くの前処理が必要になります。
手作業にはこんなリスクも…
こうした作業には「隠れた手間とリスク」があります。
- 変換ミスが発生すると、誤った分析結果をもとに判断してしまう
- 手作業で処理するため、膨大な時間がかかる
- 過去データとの統合に苦戦し、データの一貫性が保てない
- 集計ルールが統一されていないと、毎回同じ処理を繰り返すことに…
たとえば、同じアンケートを半年後にもう一度実施した場合、前回のデータと形式が異なっていたらどうでしょうか?
統一されたルールがなければ、分析の手間が倍増してしまいます。
「これを毎回やるのは大変…」そう感じたら、プロに頼るのが賢明な選択です。
- データ変換・クリーニングを自動化し、面倒な手作業をゼロに!
- クロス集計や統計分析で「使えるデータ」に変換!
- 過去データや他のデータソースともスムーズに統合!
当社の「データ分析サポート」なら、データの整理・変換から高度な分析まで一気通貫で対応。
「貴社が本当に知りたい示唆」を迅速・正確に引き出すお手伝いをいたします。
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