むかし「間違いだらけのクルマ選び」というベストセラー本がありました。
車に限らず、何かを選ぶことはとても難しく、さらに専門的なもの、高額なものになると一層難しく感じます。

「失敗したくない」「売り手の言いなりになりたくない」と思って調べますが、この情報過多の時代、何が正しいのか?いろいろ探し回っても正しい情報にたどりつけません。
結局「なんとなく」「しかたなく」まあいいかと不本意な選択をしてしまうことが多いのではないでしょうか。

NHK放送文化研究所が2018年6月に全国の16~69歳男女を対象として実施した調査によると、8割以上の人が「今の社会は情報が多すぎる」と回答しており、「正しい情報をより分ける自信がある」のは3割にとどまっています。そして6割の人が「自分にとっては、数は少なくても決まった情報源があればいい」と回答しています。

情報に関する意識

わからないことがあれば専門家に聞くのが一番。
さらに、信頼できる専門家がいれば、多少お金がかかるとしても、選ぶこともすべておまかせするのが楽です。
自分ですべてやろうとうするのにくらべると、時間の節約になり、失敗のリスクも低くなります。

最近は、専門家にすべてお任せするサブスクリプション型のサービスがたくさんあります。

名称サービス内容
Wealthnavi(ウェルスナビ)「長期・積立・分散」をサポートする全自動の資産運用サービス
KitOisix(キットオイシックス)「もう献立を考えなくていい!」食材宅配サービス
airCloset(エアークローゼット)「プロが選ぶ、コーデが届く」洋服レンタルサービス
HOBO LIBRARY(ホーボーライブラリー)「新品本と中古本併せて30万冊の在庫からあなたにぴったりの本を選書配送」してくれるサービス

どれも「選ぶ」ことのわずらわしさや、不安から解放してくれる便利なサービスですね。
まかせていれば「取り残されない」「ハズさない」安心感もあります。

こうしたサービスを活用して節約できたぶんの時間・アタマを自分が得意なことに使えば、支払ったサービスの利用料以上の価値を生み出せることでしょう。
サブスクサービスには、実際にはそんなに使わないのに保険のために契約してしまうようなものが少なくない中で、これらは利用者をハッピーにしてくれるサービスです。

もうひとつ、サブスク型ではありませんが、こちらも「素晴らしい!」とうなってしまうサービスがあります。
あなたは「でんかのヤマグチ」をご存知ですか?マスコミでもしょっちゅう取り上げられる街の電器屋さんです。

ホームページには以下のようなメッセージが掲げられています。

ヤマグチでは「かゆいところに手が届くサービス」をモットーのひとつとして取り組んでいますが、今後はさらに一歩すすめ、「かゆくなる前に」を目指していきます。
エアコンの空気清浄フィルターや浄水器のカートリッジなど、交換時期が近づいたお客様には事前にお知らせして、交換訪問をスムーズに行うなど、様々な取り組みをはじめています。

出典:でんかのヤマグチ・ホームページ

「先導して、伴走してくれる」タイプのサービスといってよいでしょうか。
ホームページには「お客様の声」も掲載されていて、

「息子(娘)たちよりもヤマグチさんですね。」(お付き合い歴30年 青木様)

とあります。

【まとめ】

消費者の大部分はフォロワー。そして専門分野ではイノベーターの専門家も専門外のことではフォロワーです。
フォロワー層にとって最幸のサービスの条件は、

  • 「選ぶ」ことのわずらわしさや、不安から解放してくれ、
  • まかせていれば「取り残されない」「ハズさない」安心感があり、
  • 先導して、伴走してくれるサービス

であると考えましたが、いかがでしょうか。

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