Webアンケート導入の背景とその重要性
デジタル技術の進展と新型コロナウイルスの影響は、企業や団体のコミュニケーション方法に変革をもたらしました。そうした中で、アンケートのWeb化も急速に進行しています。
Webアンケートは、回答データの即時集計や分析を実現し、迅速な意思決定や施策の改善をサポートします。この強力なメリットが、多くの組織によるWebアンケートへの移行を後押ししており、この動きは今後もさらに加速するものと予想されます。
Webアンケート化の3つのパターン
アンケートのWeb化には、大きく分けて3つのタイプが存在します。それぞれのタイプには独自の特徴とメリットがあり、目的や状況に応じて適切な方法を選択します。
- 紙からWebに
- 紙に加えてWebも
- 使いにくいデジタルから使いやすいデジタルに
紙からWebに
このタイプは、従来の紙ベースで実施していたアンケートを完全にデジタル化する方法です。
たとえば、これまでは紙のアンケート用紙に回答を記入して返送してもらっていたのを、Web上のアンケート画面で回答を入力してもらう方式に切り替えるケースなどです。
※初めてアンケートを実施する際に、紙とWebの比較検討の結果、Webアンケートを選択する場合もこのタイプに該当します。
メリット
- 回答の正確性向上:
Webでは回答制御が可能となり、誤回答や回答漏れを防ぐことができる。 - コスト削減:
アンケート用紙の印刷費やデータ入力費が不要となり、経済的なメリットがある。 - 効率性の向上:
印刷やデータ入力の時間が削減され、調査を迅速に実施できる。 - 環境への配慮:
紙の使用を減らすことで、環境に優しい調査を実現できる。
デメリット
- 対象者の限定:
高齢者など、Webに不慣れな層からの回答収集が難しくなる。 - メールの未読・未受信リスク:
案内メールが迷惑メールフォルダに入る、または不審に思われて開かれない危険性がある。 - セキュリティ制限:
一部の環境でアンケートサイトへのアクセスが制限されることがある。 - 法人向けの慣習:
法人向け調査では、紙ベースのアンケートが望まれる場合がある。
たとえば、イベントやセミナーなどの参加者アンケートも、Web化することでより効率的になり、調査結果を活用しやすくなります。
イベントやセミナーごとに共通の型を作成しておけば、毎回アンケート用紙を印刷する必要がありませんし、イベント等の終了後、速やかに効果検証を行うことができます。

紙に加えてWebも
従来の紙ベースのアンケート方式はそのままで、Web上のアンケート画面で回答を入力してもらう方式も用意する方法です。
メリット
- 紙のメリットの維持:
紙ベースのアンケートのメリット(例: 手書きの自由なコメントなど)を保持しつつ、Webの手軽さを追加できる。 - 柔軟性の向上:
回答者は、都合の良い時に紙とWebのどちらでも好きな方法で回答できる。 - 対象層の拡大:
高齢者を含む幅広い層からの回答が得られる。Webに不慣れな層は紙ベースでの回答を選べる。 - 回収数の増加:
紙に書くのは面倒に感じてもWebなら回答してくれる層がいるため、郵送だけの場合に比べ、回収数が増える。
デメリット
- 追加の手間とコスト:
Webアンケートの導入に伴う準備やコストが発生する。 - 管理の複雑化:
紙とWebの2つの方式での回答管理が必要になる。 - データ統合の必要性:
集計や分析の際に、紙とWebの回答データを統合する作業が必要となる。
郵送とWebのハイブリッド方式では、都合の良い時に紙とWebのどちらでも好きな方法で回答してもらえますし、紙に書くのは面倒に感じる人からも回答してもらえるため、回収数の増加を期待できます。
高齢者など、Webに不慣れな方を多く含む利用者アンケートや法人対象の調査などで、一気に紙からWebに切り替えるのが難しい場合にも有効です。Web回答が増えた分、郵便料金やデータ入力の手間とコストを削減することができます。

以下にご紹介するのは、ハイブリッド方式の導入事例で、ユーザーの立場に立ったアプローチがデジタル化成功の鍵であることを示唆しています。
ハイブリッド型アンケート導入事例
背景
年間を通じて多彩な教室やセミナーを展開するある福祉団体。
参加者の声を大切にし、紙ベースのアンケートでフィードバックを収集していた。
だが、新型コロナウイルスの影響を受け、デジタルへの移行が急務となった。
取り組み
当社のサポートを受け、団体はWebアンケートの導入を決断。
デジタルに不慣れな参加者のため、紙ベースのアンケートも継続。
紙アンケートの回答は即座にデジタルデータに変換し、Web回答と統合。
これにより、ほぼリアルタイムのデータ確認と迅速な分析が可能となった。
成果
ハイブリッド方式により、全参加者が安心して意見を共有。
リアルタイムのフィードバックを活用し、教室やセミナーの質を即時に向上。
このアプローチで、団体は参加者の声を最大限に活用し、サービスの品質を一段と高めることができた。
使いにくいデジタルから使いやすいデジタルに
Webアンケートだから便利というわけではなく、中には扱いにくいものも少なくありません。そうした使いにくいWebアンケートを、ユーザーフレンドリーなデザインや、スマートフォンに最適化されたレイアウトなど、使いやすさを追求したWebアンケートに切り替えて実施する方法です。
たとえば、ExcelやPDFのアンケートフォームを送付し、回答者が直接入力後に返送する方式から、見やすいレスポンシブデザインでの画面作成に加えて集計や分析まで効率的に行える専用アンケートツールに移行するケースなどです。
回答のしずらさや回答方法のわかりにくさから途中で回答を断念していたのが、最後までストレスなく回答してもらえるようになり、回収数が大幅に伸びることが期待できます。
メリット
- 回答のしやすさ:
専用ツールはユーザビリティに優れているため、回答者のストレスが減少し、回収率が向上する。 - データの精度向上:
回答のしやすさは、回答データの精度や質を向上させる。 - 効率的なデータ管理:
専用ツールは集計や分析機能も充実しており、データの管理や活用が容易になる。
デメリット
- コストの発生:
専用のアンケートツールの利用には費用がかかる場合がある。 - ノウハウの必要性:
専用ツールの高度な機能を最大限に活用するためには、一定の知識や経験が求められる。
また、このタイプに関連して“使われないデジタル”というのもあります。その代表がホームページ上のアンケートフォームです。
ホームページを見に来てアンケートに気づいてもらう“待ち”のWeb化では、自主的に協力してくれる人は非常に限られ、回答データは偏ったものになりがちです。
より多くの幅広い属性の人に回答してもらえるようにするには、専用ツールで作成したWebアンケート画面のURL/QRコードを、ホームページを含むオンライン/オフラインの各種コミュニケーション媒体を通じて案内するのが効果的です。
アンケート調査での最高の成果を実現
“調査はコミュニケーション”と言われ、聞き方が変われば得られる答えも違ってきます。
Web化に合わせて調査票をはじめとする調査設計の質を高めることで、アンケートから最高の成果を引き出すことができます。
当社は、お客様の調査が成功に導かれるよう全力でサポートいたします。アンケート調査での最高の成果を目指す強力なパートナーとして、当社のサービスを是非ご利用ください。
当社サービスの特長
当社のサービスの特徴を3つあげると、以下の通りです。
- 専門家による調査票設計:
調査の専門家が、アンケートの質を最大限に引き出します。 - 効率的な回答収集:
Webアンケートの導入により、迅速かつ正確にデータを収集します。 - 深い分析:
真のニーズを発掘し、ビジネスの成長をサポートします。
社内に調査に詳しいスタッフがおらず、アンケートの設計やデータ分析に不安を感じている企業様向けに、当社のリサーチャーが「貴社の調査部」として、3か月以上の契約期間で継続的にサポートを行う「継続型サービス」もご用意しています。DX推進に伴い、企業内でのデータ活用ニーズが高まる中、定期・不定期に発生する調査・分析ニーズに迅速かつ的確に対応いたします。
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