郵便料金の値上げ
2024年10月1日(火)に郵便料金が値上げされました。
はがきは現行63円から85円に値上げとなり、定形郵便物は現行の25gまで84円/50gまで94円が「50gまで110円」に一本化され値上げとなりました。
定形外郵便物については、現行の50gまで120円が140円に、100gまで140円が180円に、それ以上の区分も基本的に30%程度の値上げとなりました。
なお、レターパックなどの特定封筒郵便物は顧客利便の観点から15%程度の値上げにとどまりました。

郵便料金の推移
ちなみに、これまでの郵便料金の推移は以下の通りでした。

これまでの値上げが緩やかだった分、今回はかなり大幅な上昇になりました。
郵便物取扱数の推移
ただ、公的なユニバーサルサービスとして今後も郵便事業を維持するためにはある程度の料金値上げも仕方ないかもしれません。
郵便物の取扱数は年々減ってきている一方、人件費や経費が上昇してきており、2024年3月期の郵便事業は、営業損益が686億円の赤字となりました(前期比1,016億円減)。

今回の値上げにより、当面は郵便事業の赤字を解消できる見通しです。
しかし、特に大量の郵便物を発送する企業にとって、3割ものコスト上昇は大きな負担となります。
この影響を受け、多くの企業が郵送業務の見直しを進め、デジタル化の推進に踏み切る契機となっています。
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