最近、あるモノの折り込みチラシが多いんです。
気になったので、1週間に我が家に届いた折り込みチラシの枚数を調べてみました。

調査概要は以下の通りです。

調査期間:2019年9月10日(火)~9月16日(月)
※9月9日(月)は新聞休刊日だったため、翌10日(火)から調査を開始した。

調査方法:朝日新聞朝刊に折り込まれていたチラシについて、業種別の枚数をカウントした。

調査の結果、1週間の折り込みチラシの総数は109枚でした。
業種別の内訳は、流通:54枚、サービス業:19枚、教育・教養:7枚、金融・保険:1枚、不動産:20枚、メーカー:4枚、その他:4枚、となりました。

一般社団法人 日本新聞折込広告業協会(J-NOA)によると、2018年における1世帯平均の折り込み枚数は4,811枚となっています。

我が家の場合の、1年間の折り込み枚数(推計値)は、

1週間に109枚 × 52週 = 5,668枚

となりますので、まぁイイ感じです。

次に、日本新聞折込広告業協会が公表している業種別の構成比と、我が家での調査結果を比べると、以下のようになります。

折り込みチラシの業種別構成比

こちらもイイ感じです。
「不動産」を除くと、わずか1週間の、それもサンプルサイズがn=1の調査でも日本新聞折込広告業協会が出している情報に近い構成比です。

「人」が相手の消費者対象の調査の場合、「気持ち」によって左右される分、サンプルサイズが小さいと誤差も大きくなります。
折込チラシの出稿のようなビジネス活動については、ノウハウや前例踏襲などの商習慣が反映される分、小サンプルでも結構それらしい参考値を得ることができるのかもしれませんね。

さて、構成比の違いが大きい「不動産」の中には、きっかけとなった「あるモノ」が含まれています。
そのモノとは「墓地」なんです。

調べてみたところ、お彼岸のある9月と3月は墓地のチラシが増えるらしいです。
お彼岸が近づくと、お墓のことが気になる人が増えるため、チラシの効果が上がるのだそうです。

実際、今のところは墓地に関心のない私でも、「なんか最近、墓地のチラシが多いなぁ」と気になるくらいの認知を獲得しています。

このごろは電子チラシやスマホアプリでのクーポン配信など、広告のデジタル化へのシフトが進み、折り込みチラシの枚数は年々低下しています。

2011年以降2018年までの1世帯当たり折り込みチラシの枚数推移

デジタル隆盛の世にあっても、墓地のように、興味・関心度に季節性があるモノの場合には、接触するチラシの枚数が増えることによる興味喚起も期待でき、チラシの広告効果は高そうです。

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