上を向いて歩こう

昨年末の記事で、2015年12月から従業員数50人以上の事業所では1年に1回ストレスチェックを実施することが義務付けられたことをお知らせしましたが、厚生労働省が公開している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」では、個人でストレスチェックを体験することができます。

全部で57問の質問(所要時間約5分間)に回答すると診断結果が表示されます。診断結果はPDFとしてPCに保存したり、任意のメールアドレスに送信できたりするなど、なかなか細かい気配りがなされています。

厚生労働省の「労働者健康状況調査(平成24年)」の結果では、勤労者の約6割が仕事に関して強い不安、悩み、ストレスを抱えているということでしたが、同じく厚生労働省の「国民生活基礎調査(平成25年)」によると、主婦や学生なども含めた12歳以上の人の約5割が日常生活での悩みやストレスがあると回答しています。

悩みやストレスの有無別構成割合(12歳以上)

性別では、女性の方が男性よりも悩みやストレスがある人の割合が高くなっています。
また、年代別では40代で悩みやストレスを抱えた人の割合が最も高くなっています。

性・年齢階級別にみた悩みやストレスがある人の割合(12歳以上)

調査では、ストレスの原因についても複数回答方式で質問しています。
男女それぞれについて、「ストレスあり」の人が回答したストレスの原因全体に占める各原因の割合を以下にグラフ化してみました。

ストレスの原因

10代では勉強や進路・友人関係が、社会に出ると仕事やお金が、そして還暦を迎えるころから病気や介護が主なストレスの原因となっています。
また、ストレスを抱えた人の割合が最も高い40代では、他の年代に比べ、お金・子どもの教育についての悩みやストレスが多いようですね。

さて、皆さんはいったいどのようにしてストレスに立ち向かっているのでしょうか?
アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が2015年6月に実施した調査によると、男性では「晩酌、お酒を飲む」ことが、そして、女性では「デザート・菓子など甘いものを食べる」ことがストレス解消法のトップに挙げられたそうです。

ストレス解消法

他にも「旅行・温泉・外食に出かける」「好きなテレビ番組・映画を観る」「ゆっくりとお風呂に入る」など、気分転換するのによさそうなことが並んでいますが、私が今年実践してみようと思っているのは、

上を向いて歩こう

です。

先日、仕事でお世話になっている方から、

会社のキャッチコピーを“Just be hopeful.”(筆者注:“希望を持って。” と言う意昧になるそうです)に変更したら、肩の荷が降りたというか、足取りが軽い印象です。これだけのおかげとは思いませんが、売り上げが急に1.6倍に。言葉の持つ力はホントにすごいなぁと感じさせられる出来事でした。

というお便りを頂戴しました。これを読んだ時に、なんとなくフワーっと温かい感じがして、「上を向いて歩こう」の歌が聞こえてきたような感じがしたのです。

上を向いて歩こう

ストレス解消法というより、「生きかた」ですかね。

ちなみに、川崎は坂本九さんの出身地であり、JR川崎駅東口駅前広場には、「上を向いて歩こう」の歌詞と顔写真、プロフィールが刻まれた歌碑があります。

川崎は坂本九さんの出身地

歌碑の上の両側が突き出たようになっているのは「上を向いていくこと」を、そして中央がくぼんでいるのは「涙がこぼれないよう、涙を受けとめること」をイメージしているそうです。

川崎駅を利用する機会があれば、是非ご覧になってみてください。