今年もプロ野球が開幕しました。
最近は地上波放送でプロ野球中継を観る機会は減りましたが、観客動員数の推移をみると、球団再編問題で揺れた2005年に大きく減少して以降は徐々に盛り返してきています。各球団とも女性など新たなファン層の拡大に力を入れており、プロ野球人気は依然として根強いことがうかがえます。
ところで、広い面積などをあらわす際に、よく「東京ドーム○個分」という表現が使われますが、実際の東京ドームの大きさはどれくらいなのでしょう。
建築面積: 46,755 m²
グラウンド面積: 13,000 m²
高さ: 56.19 m (最高部の高さ)
収容人数: 55,000 人(野球時 約46,000人)
広さの目安とする場合には、外観の大きさとして建築面積の「46,755 m²」を使うのが適当でしょうか。
ちなみに、東京ドームは1988年に竣工した日本初の屋根付き球場ですが、現在ではドーム型球場も増え、建築面積の比較では
ヤフオクドーム(福岡): 70,000 m²
札幌ドーム: 55,168 m²
ナゴヤドーム: 48,169 m²
京セラドーム大阪: 33,800 m²
と、東京ドームよりも大きな球場が多いです。
とはいえ、やはり日本の代表的なドーム球場といえば東京ドームということになるのでしょうね。
では、他に東京ドームと同程度の大きさの建造物としてはどのようなものがあるか、いくつかみてみましょう。
●総理大臣官邸
敷地面積は「46,000 m²」で、東京ドームとほぼ同じです。
●ギザの大ピラミッド
底辺の長さは230.37mなので底面積は東京ドームよりやや大きい程度ですが、高さは138.74m(もとの高さは146.59m)と倍以上あります。
●ローマのコロッセオ
長径188m、短径156mの楕円形で、高さは48m以上と、東京ドームより少し小さめですが、約5万人収容できたといわれています。
何千年も前の人類が、当時の建築技術の粋を集めて東京ドームと同規模かそれ以上の大きさの建造物をつくりあげたことを思うと、あらためて先人たちの偉業がしのばれますね。
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