民法で「年齢20歳をもって、成年とする。」(第4条)と定められている成人年齢を18歳に引き下げることの是非をめぐって、いろいろな議論が行われてきています。

未成年には選挙権がなく、また、飲酒や喫煙が禁じられていますが、未成年でも父母の同意があれば結婚することができ、普通自動車の運転免許も18歳から取得することができます。逆に、被選挙権は衆議院/都道府県議会/市町村議会の議員と市町村長で25歳以上、参議院議員と都道府県知事では30歳以上となっているなど、「20歳」だけが、“成熟”しているかどうかの区切りとなる年齢ではないようです。

GWSで調査したところでは、20歳から“大人”とする人が最も多く26%いましたが、25歳からも21%、そして30歳からも19%いましたので、平均では25.1歳でした。

なお、18歳から“大人”とする人は10%で、15歳や16歳など18歳以下を合計しても12%でした。

何歳から“大人”?

また、実年齢別に“大人”になる年齢の平均をみてみた結果が以下のグラフです。

何歳から“大人”?

平均寿命が80歳を超えている日本では、

“大人”年齢=0.11×80歳+22.14歳
=30.94歳

となりますので、30歳以下はまだ“小人”なのかもしれません。

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