アンケート作成のコツ教えます

見よう見まねでアンケートを作ってみたものの、対策の検討に使えるデータがでてこない・・・

その原因は、調査票にあるかも!?
気持ちよく回答を引き出すアンケート作成のコツをご紹介。

大手企業が満足度調査などのアンケートを取っているのを見て、自社で真似て同じようなことされているパターンを見かけることがあります。

いろいろ考え時間をかけて調査を行っても、書いてもらったアンケート票を漠然と見つめるだけで、その後の具体策が何も出てこない・・・。よく聞くお話です。

実は大手企業の調査は私たちプロが行っているものがほとんどです。
私たちがお客様の商売を簡単に真似できないのと同じで私たちの商売も簡単には真似できません。

プロの視点で調査票をレビュー

現在自社で実施している調査をもっとよいものにしていきたいという企業さま向けに調査票添削サービスを行っています。「誰に」「何を」「何のために」調査するのかお話をうかがったうえで、「こうしたほうがよいですよ」という見方をお伝えするサービスで、現在無料ご提供中です。

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上手なアンケート作成のコツ

使えるアンケートを作るコツは、①目的の整理と②目的に合わせた方法の採用です。

「誰に」「何を」「何のために」聞くのかを整理せずに作った質問からは、使える情報はなかなかみえてきません。
調査結果がでてきただけで終わってしまい、その後の具体策につながらないということになってしまいます。

まずは目的を整理したうえで、理に適った質問の仕方を考えることが大切です。
調査の方針を立て調査票の設計などを行う企画段階にこそ時間とお金をかけるべきなのです。

以下、上手なアンケート作成のコツをいくつかご紹介します。

アンケートは回答者の立場に立って作成する

アンケートを実施しようとするからにはもちろん調査目的があるわけですが、とかく「アレも聞きたい、コレも聞きたい」と1回の調査で質問を盛り込みすぎです。

ご自身がアンケートに協力する立場だとしたら、質問が長々と続く調査にすすんで回答したいと思いますか?

アンケートを作る際は、「全体の設問ボリューム」と「答えやすい質問方法」に気を付けることが大切です。

全体の設問ボリューム

一般的に、アンケートに答えるのを面倒に感じる人が多いことを前提に考えると、協力率をアップさせるためには全体の設問ボリュームをできるだけ少なめに抑えるべきなのは言うまでもありません。

設問数が多めでも、サクサク答えられるように質問の流れやレイアウト、質問方法を工夫することはできますので、一概に何問以内が適当とは言えませんが、回答時間は5分程度、長くても10分以内が望ましいでしょう。

紙のアンケート用紙なら4ページ(A3サイズの2つ折りで1枚)に収まると、負担感も少ないですし、途中ページの回答漏れも防げます。

答えやすい質問方法

「答えやすい質問方法」については、重要なポイントが3つあります。

①答えやすい質問フローやレイアウト

せっかくアンケートに協力してもらっても、最後まで回答してもらえなければあまり意味がありません。
ストレスなく最後まで気持ちよく回答してもらうためには、

  • 最初は簡単に答えられる質問から始める
  • 総合的、一般的な内容から徐々に詳細質問へ
  • 時系列や因果関係に沿った流れで質問する

が基本です。特別な質問意図がない限り、このセオリーに従うのが無難です。

また、特に紙でアンケートを行う場合には、文字のフォントやレイアウトにも気を配りましょう。

回答順を示す矢印が付いた調査票を見かけることがありますが、あまりに多いとかえってわかりにくいですし、できればそうした回答指示がなくとも大丈夫なように、自然な質問フローとスッキリしたレイアウトにすることを心がけるべきです。

②答えやすい質問文や質問項目のワーディング

質問文や質問項目の内容を正しく理解したうえで答えてもらわなければ、精度の高い回答データは得られません。
調査対象者が答えるのに戸惑ったり誤解したりすることのないよう、質問文や質問項目はできるだけ簡潔・具体的なものにしましょう。

意味があいまいだったり、1つの質問で2つ(以上)の内容が含まれていたりする(例えば、『〇〇の製品の機能やデザインについてどのように評価しますか?』などで「ダブルバーレル質問」といいます)のは避けなければなりません。

また、一般の人が対象者の場合には、業界の専門用語の使用は極力控えましょう。
どうしても使わなければならない場合は注釈を付けてもよいのですが、実際はあまり読んでもらえないと思った方がよいです。

さらに、回答の選択肢を決める際はMECE(漏れなくダブりなく)に留意し、「その他」「どれもない」「わからない」などの選択肢を入れたりして、必ずどれかに答えられるようにしましょう。

③答えやすい回答形式

設問の回答形式には

  • 単一回答(SA)
  • 複数回答(MA)
  • 自由回答(FA)

などがあります。

このうち、回答する側として最も答えやすいのは『あてはまるものを1つ選んでください』という単一回答(SA)です。調査票全体に占めるSA質問の割合をできるだけ多くすることが望ましいです。

複数回答(MA)は『あてはまるものをすべて選んでください』という質問ですが、項目数が多いと選ぶのも大変です。特に紙のアンケート用紙の場合は項目の順番によって回答の偏りが生じる(「オーダーバイアス」といいます)懸念もあります。


簡単なアンケートのテンプレート集(Wordファイル)もご用意していますので、こちらもご活用ください。


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