販促やマーケティング施策の効果を高めるマイクロアンケート実践法

販促やマーケティング施策の効果を高めるマイクロアンケート実践法

今回は、販促やイベントなどの従来の取り組みに、簡単なアンケートをプラスして実施することで、販促やイベントなどのマーケティング施策の効果を上げる「マイクロアンケート」の実践方法をご紹介します。

商品やサービスを買ってもらう・利用してもらうためには、買ってほしい・利用してほしい人のことを知る必要があります。販促やイベントのターゲットを対象としたマイクロアンケートで顧客理解を深めていくことができますし、マンネリ化した販促やイベントに目新しさが加わります。

マイクロアンケートは、新規顧客の開拓や既存顧客との関係性強化に活用することができます。

ポスティング機会を有効活用する【チラシ+アンケート】

集客のためにチラシなどのポスティングを利用している方も多いものと思います。

チラシにアンケートを組みあわせて、ポスティングの反応率も高める、飲食店さまにとくにおすすめのアプローチです。

チラシの裏面にアンケートを掲載し、回答したアンケートを持参して来店されたお客さまには、謝礼(たとえば、QUOカード500円券など)をお渡しするようにします。

ふだんの外食行動など、商圏内の消費者理解につながる本格的な質問を上手に組み込むことがポイントになります。

そうすることで、お客さまにとっては、「謝礼目当てで来店した」と思われはしないかという不安がなくなりますし、お店にとってはお渡しする謝礼以上の価値のある情報を得ることができます。

また、ご来店当日の会計時に、ゲーム的な要素を取り入れた来店者アンケートをご案内することも効果的です。たとえば、最もおすすめのメニューをスマホで人気投票してもらいます。SNSやホームページで途中経過を公表すると、次回のご来店までの間においても自店の情報に接触してもらうことで、再来店率を高める効果が期待できます。

チラシ+アンケートのイメージ

休眠リストを活用して、新たな関係を築く

自動車ディーラーやスポーツジムなどの企業さまにおいて、しばらくお取引のない休眠・離反顧客のデータベースをお持ちの場合に、データベースのアップデートを行いながら、新たな関係を築くことができる電話調査によるアプローチです。

たとえば、新車発表会などのイベント・キャンペーンの実施にあわせて、休眠・離反顧客に対して、電話調査を行います。

休眠リスト+電話調査のイメージ

電話調査では、イベント・キャンペーンのご案内とともに、自動車であったり、健康管理であったりなど、自社に関連する商品・サービスの利用状況やご家族構成などのお客さまの情報をヒアリングし、更新します。

これにより、「結婚して子供が生まれたので、今はファミリーカーに関心がある」など、お客さまのライフステージの変化に合わせて、お客さまの役に立つ新たな商品・サービスの提案を行っていくことが可能となります。

メルマガ購読者と一緒に商品開発を行う

新商品・サービスの開発に、その多くが自社の商品・サービスのファン(か、少なくとも関心がある方)であるメルマガの購読者を対象とした調査を活用するアプローチです。

一般に、メルマガの開封率は10~20%程度というお話を耳にしますが、ここぞという時に「抽選でプレゼント」の一言を入れることで、メルマガの開封率が大きく上がり、多くのファンに調査に協力してもらうことができます。

第1段階:情報収集

ユーザーが解決してほしいと感じている問題を探ります。現状感じている不満や不都合について、自由記述してもらったり、写真を送ってもらったりして、できるだけ定性的な情報を収集します。

第2段階:アイデア・スクリーニング

調査結果をもとに開発したアイデアの評価をしてもらい、有望な候補に絞り込みます。

第3段階:受容度調査

有力アイデアについての受容度予測(どれだけ売れるか)をしてもらいます。ユーザー目線を意識した商品・サービス開発ができますし、ローンチ前の最終意思決定にかかわる興奮を味わってもらうことにより、ファンとの結びつきをより一層強める効果も期待できます。

既存客向け販促DM+マイクロアンケート

これまでにご紹介した方法は、既存のお客さま宛のDMにも活用することができます。

さらに、お客さまとのつながりを強化して「○○○のかかりつけ医」のような立ち位置・存在を目指している企業さまにおすすめなのが、お客さま宛のDMに、商品・サービスの購入・利用状況についての1~2問程度のマイクロアンケートを組み込むアプローチです。

購入・状況についての質問項目例…○○○は自社の商品・サービスのカテゴリーを表します。

マイクロアンケート

ご来店時に回答を記入したDMをお持ちいただくようにすると、既に保有している顧客情報に、上記のような新たな情報を追加して、お得意さまの「カルテ」を作っていくことができます。

割引キャンペーンのDMの場合には金額を想起する質問にするなど、DMの内容と関連するテーマの調査を上手に組み込むことで、DMのメッセージが伝わりやすくなります。

上手なマイクロアンケート実践法

以上、様々なマーケティング施策に簡単なアンケート調査=マイクロアンケートをプラスして、消費者の目を引き、インパクトを高めて、新規顧客の開拓や既存顧客との関係性強化に取り組む方策を紹介してまいりましたが、いずれの手法にも共通するポイントがあります。

それは、簡単なものとはいえ、マイクロアンケートは、よく吟味された内容で、真摯に取り組むものでなければならないということです。

おざなりなアンケートでは謝礼目的の集客はできるかもしれませんが、そこから関係性を築いて、お客さまとのつながりを強化し、お客さまにファンになってもらうことは難しいでしょう。

「お客さまのことをもっと知りたい」「もっとお客さまに喜んでいただく商品やサービスを提供したい」、そうした「もっと」の気持ちがたくさん詰まったマイクロアンケートだからこそ、お客さまは「応援してあげたい」と思ってご協力くださるのです。

小さな一歩でも正しいほうへ踏み出せば、得られる結果は決して小さくはありません。

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