バスケといえば川崎

先日、とある用事で訪問した川崎市の幸区役所の1階ロビーに、バスケットボールの日本代表でBリーグの川崎ブレイブサンダースに所属するニック・ファジーカス選手の等身大パネルがありました。
ニック・ファジーカス選手の身長は、往年の名レスラーで東洋の巨人とも呼ばれたジャイアント馬場よりも1cm高い2m10cmで、見上げるほどの背の高さでした。

さて、今回は、バスケットなどのスポーツに関連するデータを調べてみました。
最初にご紹介するのは、平成28年に実施された社会生活基本調査の調査結果です。
社会生活基本調査は、国が実施する統計調査の中でも特に重要な「基幹統計調査」に位置づけられる調査です。
平成28年度は全国の約8万8千世帯の10歳以上の世帯員約20万人を対象として実施されています。

まずは、1年間にバスケットを含む主なスポーツをした人の割合をみてみましょう。


※行動者率:10歳以上人口に占める過去1年間に該当する種類の活動を行った人の割合(%)
出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

主な球技の中では、野球の行動者率(7.2%)が最も高く、他にはサッカー(6.0%)、バレーボール(4.5%)、バスケットボール(4.3%)となっています。
これらの球技について、年代別の行動者率をみると、10代前半ではサッカーの行動者率が最も高く、10代後半ではバスケットボールが最も高くなっています。
バスケットボールは、10代後半から20代前半にかけて行動者率が大きく低下(21.6%→12.2%)するのに対して、野球やサッカーは40歳前後くらいまで1割程度以上の行動者率を維持しています。
また、野球とバレーボールでは、30代前半から40代前半まで行動者率の落ち込みが見られないのは、草野球やママさんバレーの影響でしょうか。


出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

ちなみに、女性だけでみるとこんな感じです。
10代前半ではバスケットボールとバレーボールの行動者率がそれぞれ2割程度ですが、野球やサッカーをしている女の子も1割程度いるようですね。

出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

続いて、都道府県別の行動者率をみてみましょう。
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出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

行動者率ランキングTop 5の顔ぶれを見ると、神奈川県は、サッカーで第1位、バスケットで第2位、そして野球で第3位と、野球とバスケットの2種目で第1位にランクしている沖縄県とともに、球技が盛んな県として、その存在が目立っています。

神奈川県には、プロ野球の横浜DeNAベイスターズ、Jリーグの横浜・F・マリノス、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、そしてBリーグの横浜ビー・コルセアーズ、川崎ブレイブサンダースと、プロスポーツチームがたくさんあります。
神奈川県民対象の調査ですが、県内のプロスポーツチームの中で、試合観戦経験率が最も高いのは横浜DeNAベイスターズで35%、これにJリーグ勢が横浜・F・マリノス(15%)、川崎フロンターレ(8%)、湘南ベルマーレ(8%)と続き、Bリーグの2チームの試合観戦経験率はいずれも2%となっています。

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出典:「(株)グルーブワークス ライフスタイル調査 2018年4月実施」

2016年に発足したBリーグは、10月4日(木)に3年目のシーズンの開幕を迎えます。
先にご紹介した競技人口に鑑みると、Bリーグ2チームの試合観戦経験率には大きな伸びしろがありそうです。
今年、川崎ブレイブサンダースは、東芝からDeNAに経営母体が変わりました。
新生川崎ブレイブサンダースのミッションは「MAKE THE FUTURE OF BASKETBALL 川崎からバスケの未来を」とのことです。
「バスケといえば川崎!」へ、閑古鳥が鳴く横浜スタジアムを、連日満員でチケットがとれないまでにベイスターズを人気球団に生まれ変わらせたDeNAの経営手腕に期待がかかります。