芥川賞・直木賞

先日、2015年上期の芥川賞・直木賞が発表されました。

<芥川賞>
又吉直樹 『火花』
羽田圭介 『スクラップ・アンド・ビルド』

<直木賞>
東山彰良 『流(りゅう)』

今回は、お笑い芸人の又吉直樹さんが芥川賞を受賞したことで話題になりました。

「又吉」というのは沖縄県由来の珍しい名字ですが、実は過去に別の又吉さんも芥川賞を受賞しています。
1995年下期に『豚の報い』で受賞した又吉栄喜さんです。こういう偶然もあるのですね。

弊社ホームページの「社会トレンド年表」の中では、過去の芥川賞・直木賞の受賞者一覧も載っておりますので、興味のある方はご覧ください。
https://grooveworks.co.jp/?page_id=8559

『火花』は、今年3月に単行本化されてから順調に売り上げを伸ばしていましたが、芥川賞受賞後は一気に100万部以上増刷し累計発行部数は200万部を突破しています。

芥川賞受賞作では、これまで村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』が約131万部発行で最も売れた作品といわれていましたが、『火花』は大幅な記録更新となります。

文芸書に限らず、今年の年間総合ベストセラーランキングの上位に入るのは間違いないでしょう。

ちなみに、出版科学研究所の推定によると、昨年の書籍の新刊点数は7万6,465点、新刊発行部数は3億3,561万冊とのことです(注:取次ルートのみで電子書籍などは含まず)。

出版不況といわれながら1日あたり200点以上の新刊が出ていることに驚きますが、その発行部数は平均すると5,000部に満たず、『火花』の200万部以上というのがいかに大きな数字であるかがわかりますね。

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